幻の7人目
□再会
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私が入部届を出して数日がたった。
今年の1年は誰が入ってくるんだろう…?
強い人?それとも弱い人?
どんな人が一緒に入部するのかな…?
教室に入るとたくさんの人がいた。
私はフードを深くかぶりながら自分の席に座った。
私の席は窓側の後ろから2番目。
前の席の人は背が高い。…どこかで見たことがあるような…。
後ろの席の人はまだ来ていないらしい。
その時、かすかに後ろから気配を感じた。
…この感じ…まさか!?
私は気づかれないように後ろを見た。
『!?』
そこにいたのは、水色の髪をした少年…黒子テツヤだった。
なんでテツがここに!?
ていうか同じ学校だったの!?
私はテツに気づかれないようにもっとフードを深くかぶった。
まだ私だってことを気づかれないようにしないと…。
フードを取るのはまだその時じゃない…。