幻の7人目
□勝負
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部活終了後、体育館にいるのは私とたーくんとテツの3人だけ。
たーくんが言っていた勝負をするため…。
「…って。何で黒子がいんだよ!!」
「だって、僕も瑠姫さんのバスケやっている所、久しぶりにみたいですから。」
テツはベンチに座り込んでいた。
…あの子も一度言ったら言うこと聞かない所もあるし…しょうがないか。
『…はじめようか。』
私はゆっくりとフードをはずした。
今は私のこと知っている人しかいない。
…だから今ははずせる。
「リュウ。お前フードを取ってんじゃねぇか。」
『今はね。…でも、他の人にはまだ顔を見せれないかな。』
…でも、もうじき知られると思うけど。
「さっさと始めて下さいよ。火神君。」
「俺だけかよ!?」
たーくんがテツのことを睨んでいた。
いいコンビになりそうね。