幻の7人目
□参加
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数日が過ぎてだいぶフードをはずしているのも慣れてきた。
教室でもはずせるようになってきたしね…。
先輩達とも普通に部活を行っている。
…あー…。
なんか久しぶりやりたくなってきた。
私はドリンクの準備をし終えてベンチに向かった。
「あ、ありがとう。神崎さん。」
『いえ。仕事ですから。』
リコ先輩の隣に行くと、記録を書き始めた。
…まぁ、記憶してあるから書かなくてもわかるんだけどね…。
「はい!今日はここまで!
ちゃんとストレッチしておいてね!」
「「オス!」」
そういうとみんなはコートから出てきた。
「疲れたー。」
「今日は結構厳しかったからな。」
そういいながら先輩達はタオルで汗を拭いていた。
…見てるだけだと身体がなまっちゃうんだよね…。
『…リコ先輩。』
「どうしたの?」
『…私も入れてください。』
「…え…?」
リコ先輩は何を言っているのかわからないようでキョトンとしていた。
『時々でいいので私も練習に参加させてください。』
…本当は毎日がいいけど、そんなことはいえないし…。
「え…練習ってあいつらと一緒にコートで練習するって事?」
リコ先輩は先輩達がいるほうを指差した。