幻の7人目
□対戦
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私達はそのままコートにやってきた。
思った通り、コートを使っている人はいなかった。
私は荷物を置いてコートの中に入った。
『誰から来る?』
「俺から行くぜ。」
たーくんがコートの中に入ってきた。
まずはたーくんか…。
『先攻どうぞ。』
「今日こそ負けねーからな!」
私がボールを渡すとたーくんは走り出した。
***
「はぁ…はぁ…。」
すでにたーくんは息を切らしていた。
そろそろ限界かな…。
私はたーくんの横を通り過ぎてダンクを決めた。
「決まりですね。」
テツがそういうとたーくんは座った。
「つ、次はぜってー勝ってやる…!」
『楽しみにしてる。』
私はたーくんと拳を合わせた。
たーくんならもっと強くなる。
もしかしたらキセキの世代達と並ぶかもしれない。
「じゃあ次は俺っス…「おいおい何使ってんだよ。」
涼太の言葉がかき消されたと思ったら知らない男達が来た。
…ガラの悪い連中だな…。
ガラの悪そうな人達はコートの中に入ってくる。