幻の7人目U
□合宿前
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「みんな、ちょっと集まって!」
練習が終わってみんなが片付けをしていたが、リコ先輩の言葉に反応してリコ先輩の所へ歩いていった。
まぁ、もう夏休みになるし合宿のことだと思うけど…。
「どうした?リコ。」
「合宿をするところが決まったわ!」
リコ先輩の言葉に一瞬先輩達の動きが止まった。
…どうしたのかな?
「…で、どこにしたんだ。
カントク。」
「それは…海よ!」
「う、海…?」
たーくん達は意味が分からないようで首を傾げていた。
先輩達は複雑そうな顔をしてるけど…。
「今回は神崎さんがご飯とか作ってくれるから練習に専念できるわね!」
「(((た、助かった…!!!)))」
何故か先輩達は嬉しそうな顔で私の方を見てきた。
「…瑠姫さんなら安心です。」
テツまで何故か嬉しそうな顔をしていた。
何で嬉しそうなのかわからない…。
『リコ先輩。
材料とかはどうするんですか?』
「あぁ、それならすでに準備しておくから大丈夫よ!」
「カントク、海っていっても一体どこで…。」
確かに、この前言ってた条件に合う場所はあんまりない感じがするし…。