幻の7人目U
□買い物
1ページ/6ページ
合宿前ということでさつきと買い物に行くことにした。
さつきとは前から出かける予定あったし、さつきと買い物した方が何かといいんだよね。
バスケ関係ならなおさらね。
私がさつきとの待ち合わせに行くとそこにはもうさつきがいた。
『さつき!』
「あっ!
瑠姫ちゃん!!」
私がさつきの名前を呼ぶとさつきは嬉しそうに手を振ってきた。
『ごめん。
待たせちゃった?』
「私もさっきついたとこだから大丈夫だよ!
それじゃあ、行こっか!」
『うん。』
そして私とさつきは一緒に歩き出した…。
***
「そういえば、テツくん元気??」
『うん、元気だよ。
まぁ、影が薄くて先輩達に驚かれてるよ。』
私達は他愛もない話をしながらお店をまわっていた。
大輝は相変わらずまともに部活にでないみたい。
…前まではあんなに楽しそうにバスケしてたのに…。
あの頃みたいに楽しそうにみんながバスケをしてくれればいいのにな…。
「瑠姫ちゃん?
どうかしたの…?」
『ううん、何でもないよ。』
ボーっとしていたみたいでさつきが心配そうに顔をのぞいていた。
気が付いたら次のお店についていたみたいだった。
「さっ。早く入ろっ!」
『う、うん…。』
私はさつきに手を引かれてお店の中に入っていた…。