幻の7人目
□再会
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放課後、体育館にやってきた。
1年生もいるようで準備をしていた。
「あ。神崎さん。」
『…こんにちは。』
私はリコ先輩に頭を下げた。
「今日からマネージャーとしてよろしくね。」
『はい。』
「っていっても記録とかドリンクとかなんだけどね。」
リコ先輩は笑っていた。
準備とか片付けは選手達もやるためそう忙しくはないらしい…。
…別に、マネージャーになりたいからっていう理由じゃなかったんだけどね…。
ただバスケをやりたい…試したいから。
どこまで強くなるか見たい。
それに、ここのバスケはあの人達とは違う…。
私はリコ先輩の隣で練習を見ていた…。