幻の7人目

□青色の髪のガングロ少年@
3ページ/6ページ

『もう暗くなるからさつきを送ってあげてね?』

「わかったよ。
…さつき、帰っぞ。」

大輝はさつきが来るのを待っていた。

いつもの大輝に戻ったみたい。

「瑠姫ちゃん。…ありがとう。」

『いいよ。何かあったらいつでも言って。
相談に乗るから。』

「うん…!」

さつきは嬉しそうに笑うと大輝に駆け寄った。

『大輝、またさつきを泣かせちゃダメだからね!』

「わーってるよ!」

そういうと大輝をさつきは体育館を出て行った…。

とりあえず、ひとまずは安心かな…。

「なぁ、リュウ。さっきのって…。」

たーくんはおどおどしながら話しかけてきた。

何でそんなにおどおどしているのかな…?

『青峰大輝。キセキの世代のエースだよ。』

「なっ…!
(そんな奴をあんなあっさり…。)」

「…キセキの世代の全員でも瑠姫さんに勝てる人はいません。」

テツはたーくんの肩に手を置く。

私はテツの言った言葉がよく聞き取れなかった。

『え?何か言った?』

「いえ…。」

テツは視線をそらす。

変なテツ…。

こんなに早く会うなんて…ばれるのも時間の問題か…。

私はそっとさつきと大輝が出て行った所を見つめた…。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ