【金爆】夢小説(長編)
□きみいろサンシャイン8
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いよいよ学祭が始まった。
「さぁー恒例のスイカ早食い対決! 今日の挑戦者は一年A組樽美酒研二と、一年C組喜矢武豊だぁーっ!」
司会が学校の外まで声を響かせる。中庭は男子も女子も大賑わいだ。
翔は淳に手を引かれて、早めに中庭ステージの前にきていた。
「あれ、豊いつのまにエントリーしてたの?」
「ああ、鬼龍院さんがいなかったときに申請書出してましたよ」
「へー。でもスイカの早食いって、なんか豊に合ってるね」
「そうですよね」
淳がちょっぴり笑う。
その数メートル離れた横では。
「あれ、研二いつのまにエントリーしてたんだ?」
「スイカ食べれるからっていそいそと申請書かいてたよ」
「ふぅーん・・・」
それにしても、と透が間をおいて。
「「イケメンだなぁ」」
翔と透のセリフがかぶった。おそらく二人の指す人物は違っているが。
「・・・・・・あ」
淳が見知った二人に気がついた。向こうの二人もこちらに気づく。
「あ・・・・・・・・・どうも」
波川と透がそろって頭を下げれば、翔と淳もぺこりと頭を下げ返した。