黒子のバスケ
□買い出し
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「おーい、火神〜。」
いつもよりにっこにこな日向。
「なんすか?」
「買い出し行ってこい。」
「えー、何で俺なんすか!!」
「良いじゃないですか、火神君。」
黒子の人任せ発言にも、日向はすかさず反応し、言い放った。
「何言ってんだ黒子。お前も、だ!」
「えっ!!」
とういことで、無理矢理家から追い出された二人。
「俺の家なのに…!」
隣では火神がまだぶつぶつ文句を言っている。
そんなに嫌なんですかね、買い出し。
「火神君、ぶつぶつ文句言ってないで、早く買い出し終わらせましょう。」
思ってもいないことを口にする。
ホントは、ちょっと長引けばいいのに、なんて思ってしまっている。
「あ、あぁ。」
あたりは薄暗く、うっすらと星が見え始めていた。
買い物終わって店から出たら、きっと真っ暗だろうな。と思いながら黒子は火神を急かし、店へと向かった…