電脳少女と情報屋。
□_*惨衝
1ページ/3ページ
―甘楽さんが入室されました―
―Iriさんが入室されました―
甘楽【こんばんわー!甘楽ですよーっ】
Iri【_*こばわー】
田中太郎【こんばんわー。あ、新人さん?】
Iri【_*おはつでっす、ふふふ】
田中太郎【初めましてー。甘楽さんと入室同時でしたけど、お知り合いですか?】
Iri【_*いえすー。そうなんですよッ】
―――――
「……まさか、君かい?」
四角い箱は投げ掛けられた言葉に、キュルルルといったモーター音で答えた。
―――――
田中太郎【あれ?甘楽さん?】
Iri【_*だんまりはメッですよう !】
甘楽【あ、ちょっと電話に出ててました】
甘楽【そんなとこですかね!】
―セットンさんが入室されました―
セットン【ばんわー】
甘楽【こんばんわー!】
Iri【_*こばわー♪セットン様もはじめまして、ですー !】
田中太郎【あ、こんばんわー】
セットン【あれ、新人さんですかー】
セットン【よろしくー】
Iri【_*はーい、よろしくです !】
田中太郎【あ、そういえば皆さん知ってますか?】
田中太郎【最近ネットで沢山被害が出てるウィルスの話って】
甘楽【ああ、その話見かけたことありますねー】
セットン【迷惑な話ですねえ】
田中太郎【まあ私も詳しくは知らないんですけど……ちょっと怖いですよね】
セットン【田中太郎さんがそういう情報提示って珍しいですねー】
甘楽【そうですよ!それって私の仕事じゃないですかあ】
田中太郎【まあまあw他人事じゃないんでつい】
セットン【ですよねー。ネットやってる限りいつ被害被るか分からないし】
セットン【っていうかIriさんROM入っちゃいましたかねー?】
―Iriさんの接続が途切れました―
―甘楽さんの接続が途切れました―
田中太郎【あー、バグですかね?】
田中太郎【甘楽さんも。落ちるときも二人一緒なんですねー】
セットン【ああ、入室も一緒だったんですね。ログで見ましたよ】
田中太郎【リアでの知り合いなんでしょうかね?にしても接続が途切れるなんて】
田中太郎【まさか、なにかのウィルスに……】
セットン【いやー、考えすぎだと思いますけど】
田中太郎【だといいんですけどね……】
・
・
・