…would,
□第八章
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それから数日間は何事もなく過ごせた。
今日も楽しかったなあ。
ソファにごろん、と転がって今日一日を思い出す。
――そうだ。
ケータイを手に取り、ふと思い出して電源を入れた。
向こうの世界で友達に教えてもらったURLを打ち込んでいく。
デュラララに出てくるチャットのURL。
もちろん接続してもエラーになるだけのはずだった。
「あ……」
繋がった。
全公開にしているらしく、過去ログが入室しなくても見れるようになってる。
今日はまだ誰も居ないみたいだけど。
――入ってみようかな?
その時、入室者が表示された。
「帝人君……!」
『田中太郎』を名乗る人が入るのを見て呟く。
私はそっと入室ボタンを押した。