…would,

□おまけ
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「おはようございますー!」

私はこうやってたまに静雄やトムさんが働く会社のビルに顔を出している。

「お、美琴ちゃんじゃねえか」

「よう、美琴」

トムさんと静雄を筆頭に事務所にいた人々が次々に挨拶を返してくれた。

「美琴甘いの好きだったろ?」

ほら、と静雄に投げ渡されたお菓子を慌ててキャッチする。

「これは?」

「社長の土産だってよ。結構美味いぞ」

「貰っていいの?」

「人数分より多めにあるから大丈夫だろ」

「わ、ありがとうございます」

あとで社長さんにもお礼言わないと。
それにしてもお昼まだだったから食べ物が胃に染みる。美味しい……

「つーか静雄飯食ってないべ?」

「トムさんもっすよね、どっか行きます?」

「美琴ちゃんはもう食ったか?」

「あ、まだなんです」

「じゃー、俺はいいから二人で行ってこいって」

「トムさんは来ないんですか」

静雄の問いにも、
「あー、いいっていいって」
と笑いながら首を振るだけのトムさんに二人で首を傾げて、取り敢えず外に出ることになった。





「ま、頑張れってこった」

そんなトムさんの呟きを誰も聞かないまま。
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