…would,

□第五章
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翌日 美琴side

後に聞かれれば、今日はいつもと変わらないようで、何もかもが変わった日だと言うだろう。

手始めは臨也が異常に甘えて来たこと。
料理してれば後ろから抱きつかれるし(指を切りそうになったのでひやっとした)、ソファに寝転がると跨って馬乗りになるし、夕方学校から帰ってきてからは波江さんの目を盗んではちょかい出してくるし(しかも少しエロいし)、夜は太郎君との一対一のチャットをやりながら私を膝に乗せた。
……一々血が顔に上ってしまう私も私なんだけど、これはどうしようもないと思う。

もう一つ、後々思い出した時に今日が生活が変わった日だと実感したのは――今日この日を最後に、私は学校に行くことは無かったのだ。
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