Short-novel
□日直
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それにしても、字が汚いな。
私もよく、この汚い字を読めたなぁ。
あの先生、頭光ってるし。
【あの先生って誰だよww←by管理人】
比較級とか最上級とかあれ、なに??
書ければ、生きていけるっての。まったく。
発音とかなにあれ。
『やっと消し終わった。』
大きい黒板だなぁ。
なんて、改めて眺めてみる。
『日吉、終わった。』
「ああ、俺もだ。」
『あ、窓閉めなきゃ。』
「有栖川は、座ってろ。俺がやる。」
そう言い残し、日吉は窓を閉め始めた。
やっぱり悪いって。
私もやろう。
立ち上がり、閉めようとした。
日吉と指が触れた。
「『あ。』」
「『ごめん。』」
ハモりまくった(汗)
「『あの。』」
ああ‐(汗)
どうすればいいんだ!!
「『先にどうぞ。』」
「『……。』」
それからは、全く話さず互いに窓を閉めた。