水色の糸

□普通
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「姫野楓です、どうぞ、よろしくお願いします」

「皆、仲良くするよーに、それじゃあ姫野の席は…空いてる席は後ろしかないな、姫野は背が低いし…」

「………すみません」

「じゃあ先生!背が高いのに前のほうにいる久松を移せばいいと思います!」

「ちょ、井浦!お前だってそう変わんないだろ!」

「まぁ、めんどくさいしそれでいいや、久松後ろに移動しろー、で、姫野はあの緑の隣な」

「は、はい、わかりました」


隣井浦君だー、うわー、うわー。
しかも逆隣須田君だー。
あれ?でもこの二人って普通に隣どおしじゃなかったか?
私が知ってるのと違うこともあるのかな?


「よろしく、俺須田って言うんだ」

「知って…よろしくおねがいします」

「姫野さんとなりだねー!」

「何、井浦知り合い?」

「昨日知り合った!」

「へー」


やばい、二人が私の左右にいる。
漫画じゃないんだけれども、どういうことでしょうか。
パニックになってきました…
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