memory
□17.限界
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京:「コムイ捕まえてから飯食いにレイラと一緒に食堂向かってたんだけど、談話室の方からなんか変な声聞こえてさ、」
コ:「変な声?」
京:「そう。なんかこう…ただ話してるだけって感じじゃなくて…叫んでる、みたいな?だからレイラと2人で談話室に行ってみたらもうただ事じゃないってのがわかって。」
コ:「……ラビが新君のこと殴ってた、ってことだね。」
京:「そ。何度か制止もしたんだけど馬乗りになったままなかなかどかなくて…レイラが抱き着いて止めに入ったらようやく殴るの止めたんだよ。」
コ:「…それで?」
京:「……で、帰り際に俺にそのネガ渡してったの。」
コ:「なるほどねー…」
京:「……一応、聞いとくけど」
コ:「ん?」
京:「うすうすでもなんでも気付いてるよね?」
コ:「気付く?」
京:「あの馬鹿兎さんのことですよ。」
コ:「馬鹿兎って…(苦笑)んー…まあね、記憶戻ってるんじゃないかなってゆうのは…京と一緒にラビが怪しいって話をした辺りからなんとなくね。それを聞いてくるってことはやっぱりラビはレイラちゃんのこと思い出してるんだね?」
京:「うん、そうゆうこと。」
コ:「……あれ?」
京:「ん?」
コ:「思い出してるって言っても…ラビはあの日レイラちゃんがひどい目に遭ったこと知らないはずだよね?なんでネガなんて、」
ぎくっΣ
コ:「……なにしたの、」
京:「…………え?」
コ:「人って都合が悪くなると本当に斜め上みるんだねぇー、へぇー」
京:「…………。」
うわぁー…
コムイにだけはこんな呆れた顔されたくなかったなちくしょう、
京:「いや…あの…ね?この間ラビ呼び出して…お話したのよ、」
コ:「お話?」
京:「そー。レイラのことについて?んでその時にこう……つい、ね?カーってなってワーってなってこんのやろうなにも知らないでって思ったら…うん、言っちゃってた…みたいな?(苦笑)」
コ:「みたいなじゃないよ口止めされてたんでしょうがレイラちゃんに!!」
京:「だーって…頭きたし…何より、」
コ:「言い訳だったら僕聞かないからっ」
京:「お前じゃねんだから言い訳なんかするか!!」
コ:「うーわなにそれグサアッΣ刺さった、刺さったよ今のっっ」
京:「俺嘘ついてないしー」
コ:「全く…なんで君ってこう…はぁ、まぁいいや。」
京:「言いかけでやめるとかめっちゃ気になるんだけども。まぁとにかくね?俺が頼みたいのはですね、」
コ:「うん、これは僕の方で処分しておくから安心してよ。大丈夫。」
京:「…………うん、ありがと。」
コ:「はーぁー、僕は僕でどうしようか困ってるよ…」
京:「なんだよ急に…なんかあったの?」
コ:「いや…それがさ?」
レ:「…よしっ。」
お花もちゃんと買えたし…葵ちゃんのとこいきますかっ
一時期は危ないって聞いててどうなっちゃうのか心配だったけど…
よくなってきてるみたいでほんとによかった
レ:「花瓶の花、もう萎れちゃいそうだったもんね。ねぇココ、葵ちゃん喜んでくれるといいね(ニコッ」
みー♪
レ:「ふふっ、」
ラ:「あーおいっ」
葵:「ラビ…」
ラ:「体調ど?」
葵:「あ…うん、だいじょぶ。落ち着いてるよ。」
ラ:「その割には元気ないさねー
、なんかあった?」
葵:「…………ねぇラビ、」