☆駄文☆
□悪夢
1ページ/8ページ
その夜イタチは眠れず、宿を抜け出して人気の無い原っぱにきていた。
「星がみえないな…。」
曇った空を怪訝そうに見上げてイタチは呟くように言った。
雲っているせいか秋風がよけいに冷たく感じる。
「さすがに浴衣一枚では寒いな。」
こんな所にいても寒いだけだと思い宿に戻ろうと思った時に後ろに人の気配がした。
鬼鮫かと思い振り向くとそこには大蛇丸の姿。
「久しぶりね。うちはイタチ。まさかこんな所で会えるなんて思わなかったわ。」
大蛇丸はそう言ってイタチの前まで近づく。
「‥何の用だ?」
眉間の皺を深くしてイタチはたずねる。