マガジン系夢への水鏡

□神の姫巫女 06
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「……大、丈夫…です、ヘヴン様…」
「な、何が大丈夫だって言うのよ!!そんなに真っ青な顔をして…。
100人に聞いても、150人が無理って言うわよ!?」
ヘヴンはそう叫んでいた。
真知子が、涙を流しながら、辛そうにいたから。
「これ、少し舐めただけだから……」
そう言って、真知子はヘヴンにチューブを渡した。
これが、何?
そう思いながら、ヘヴンはそれをほんの少しだけ舐めてみる。
「………!!!???」
恐ろしい程の辛さに、ヘヴンも涙を流していた。
それを見て、真知子はカバンからペットボトルとチョコを出してくる。
それをヘヴンに差し出した。
その直後、不意に真知子の口が再び開く。
開いたのは真知子の口だけではなかった。
真知子の額に、縦に引き裂かれたように、線が現れたと思うと。
それは引き裂かれて、そこに瞳が現れたのだ。
「本当に、無茶をするな、真知子…大人しく寝ておけ……。
見殺しにする事はしない……時が来れば起こしてやろうぞ…。
朱雀、玄武、青龍、白虎!戻って来るが良い!!」
真知子の口から発せられたのは、知らない男の声。
そしてその声の直後に、真知子とヘヴンを囲むように、4人の男が立っていた。



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