story*

□BP 〜それでも君を愛する理由〜
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お前の隣にはいつもあいつ。なんで?俺の方が強くて、大人で、きっとあいつより守ってあげられるのに。


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「ヒョンスニ!!!」
気づけばそう叫ぶ自分がいて。お腹から赤に染まっていくお前のところに走った...。恐怖が襲ってきた、思わず、涙が溢れそうだった。いろんな感情と思考が入り交じってて、重心を失った。覚えてるか?あいつがあーあー泣いてる時も俺はお前の名前を叫んでたんだよ。それに、眠って欲しくなくて「今、寝たら、もう起きれないぞ」って何回も言ってた。まるで、ドラマ撮影かと思ったよ、いや、むしろそっちの方がよかったな。ドラマだったら俺の演技は最高で、お前の演技が美しすぎて世界が泣いてたはず…kk。

あー、もう。10分もたった。
「そろそろいいか。」

感動の再会を果たしてるところすまないけど。あいつらも、俺も、会いたいんでね。


「ドゥジュン。」

確か、昨日の朝も名前を呼ばれたはずなのに、まるで何年も呼ばれてなかったみたいに、すっげぇ感動してる。

「ったく。迷惑かけんなよなぁ〜、だいたいなんで、気づかない?普通あんな奴いたら怪しいと思えよ。」
「だってさ、だいぶ昔にも‘ヒョン!!!ヒョン!!!’って野太い声した男のファンいたし。」

そうだよ、ここにも野太い声したファンがいますよ。おいジュニョン、今こっそり俺見て笑っただろ!なんだよ!お前もだろ!

ピリリリ…
『ドゥジュナ!!ヒョンスンは!『ヒョンは!』
うるさいやつらからだ。
「大丈夫そう、お前らももう来ていいよ。」
ブチッー
「はぁ…、相変わらず元気なやつら。」
「俺。あいつら下で待ってるわ。」

めずらしいな、ジュニョン。俺と2人っきりにさせるなんて。あ、これはきっと1人泣きに行くんだな?…まぁいい、俺と2人っきりにさせたこと後悔させてやる。





「あぁー、びっくりしたよ、お前が急に倒れるから。どう、痛かった?刺されたとき。」
「うん…かなり。」
「そうだよな。あ、俺の駆けつけの早さには驚いたろ。」
「え、いたの?」
「…」

やっぱり、覚えてないか。所詮は友達だもんな。切ないな、あんなに頑張ったのにー


「ドゥ....ナ、...ォ」
「え?」

今、なんて言った?やばい、聞き逃した!

「なんでもない〜」
「なんだよ!待って待って、もっかい!頼む!」
「無理、うるさい。帰れ。」

あぁ、なんてツイてない男なんだ俺は。

「帰らない!ほら、もっかい!」
「しつこい〜!!」
「言ってくれなきゃ、キスするぞ。」
「それってお前がしたいだけじゃん〜!!」

けど、やっぱりお前とこう話すとほんと楽しい。この時間が俺にとってのご褒美だ。

「ほら、言いいやがれ〜!!!」
「…」



おっ、俺の猛攻撃に折れたみたいだ。じーっと、下を見てる。


「ドゥジュナ、コマウォ。」
「....」
「俺の名前、叫んでくれてたでしょ?ありがと。」





よかった、ちゃんと聞こえてたんだ。

「何ニヤニヤしてんの、キモイ。」
「ひどいわ。なんてこと言うのよ。」
「変な奴....kk」
「お前がな....kk」


ジュニョン、お前は幸せ者だってこと忘れんなよ?本当は、キスの1つでも奪ってやろうかと思ったけど、俺は優しいリーダーだから、今回は遠慮しておく。もし、お前があいつを離そうとしたら許さない。それに、俺がもらう。いいか?覚悟しておけよ、恋敵ってのは常にスキを狙ってるんだからな!








――――――――――――――――――――――――
君にとって俺はただの友達でもいい、君の心に俺じゃない人がいてもいい。それでも、君が危険にさらされたり、一人で苦しんでいるなら。俺が君の声を探し出して、必ず走っていく、優しく包んでやる。そしたら、また、こうして2人で笑い合おう。

君が一筋の光。
それでも僕が君を愛する理由。




Welcome 여긴 Black Paradise

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