薄桜鬼 逆トリップ 斎藤
□買い物
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目的の店に着いたので適当に色々買っていく。
「姉ちゃん、アニメイト行きたい。レミリアに会いたいんだ、俺は!」
また・・可笑しな事を・・・
「一也、斎藤さんをアニメイトに連れて行ったらどうなるか、分かってるの?」
どう見ても薄桜鬼の斎藤一だよ。アニメイトはマズいでしょ。
「分かってるよ。でも、マリサが俺を呼んでいるっ」
駄目だ・・・言葉が通じるとは思えない。
私だってアニメイトは嫌いじゃない、寧ろ好きだ、でも・・・
「どうした、何か問題か?」
私達が言い合っているのを見て斎藤さんが声をかけてきた。
「行きたい店があるって話してるんだけど、姉ちゃんが良いって言ってくれないんだ」
「それは何故だ?」
一也は、ここぞとばかりに甘えた様子で斎藤さんに言う。
「えっと、斎藤さんには興味の微塵もないような店で・・・それにもう帰ろうかなって思って」
「ふむ、ならば少しだけ寄ってやる訳にはいかぬのか?」
これは行かないわけにはいかなそうだ。
仕方が無い・・・
「じゃあ、私と斎藤さんは近くのお店でお茶して待ってるから一也だけで行って来なさい」
「一也、1人でか?大丈夫なのか?」
心配そうに言う。
「大丈夫だよね?何度も行っているし・・・東方のを見るだけ、ね?」
「・・・まあ・・・他のも見たいけど」
それを言うなら私だって、見たいのが色々あるわよ。
「良い?厳選して見て来るのよっ」