□会う為に
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文化祭の後のある日の夜、珪君に出掛ける支度をするように言われた。

「出掛ける・・・の?」

「ああ、泊りになる」

「・・・泊り?でも明日学校」

「明日は休み。若王子先生には言ってある」

「珪君・・・よく分からないんだけど・・・明日、何処に行くの?」

「行けば、分かる」

そりゃ、そうだろうけど。


次の日、飛行場へと向かう。

「飛行機?」

「ああ、遠いんだ。少し」

そして飛行機から降りると今度はレンタカーに乗る。
前から準備してあったみたいだ。

仕事では無さそうだし・・・・

「ね、何処に行くの?」

「秘密」

着いたのは、何処か学校の前
暫くすると、下校時間になったらしくて生徒が出て来始めた。

「外で・・・待ってろ」

「え・・・・」

「多分、逢える」

言われた通り車から降り校門を見る。

時折「あれ・・・モデルの?」と囁かれてる。
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