2
□会う為に
1ページ/3ページ
文化祭の後のある日の夜、珪君に出掛ける支度をするように言われた。
「出掛ける・・・の?」
「ああ、泊りになる」
「・・・泊り?でも明日学校」
「明日は休み。若王子先生には言ってある」
「珪君・・・よく分からないんだけど・・・明日、何処に行くの?」
「行けば、分かる」
そりゃ、そうだろうけど。
次の日、飛行場へと向かう。
「飛行機?」
「ああ、遠いんだ。少し」
そして飛行機から降りると今度はレンタカーに乗る。
前から準備してあったみたいだ。
仕事では無さそうだし・・・・
「ね、何処に行くの?」
「秘密」
着いたのは、何処か学校の前
暫くすると、下校時間になったらしくて生徒が出て来始めた。
「外で・・・待ってろ」
「え・・・・」
「多分、逢える」
言われた通り車から降り校門を見る。
時折「あれ・・・モデルの?」と囁かれてる。