GS トリップ1

□プロローグ
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「ん〜〜やっぱり瑛君はカッコ可愛いかったわ」
私はDSをポチポチやりながら、つぶやいた。
「よし、エンディング」
ときめきメモリアルのGIRLSsideにはまり、もう何度目かの佐伯endを終わらせた。
GSのシリーズは全部制覇したけど瑛君が一番好き。あー実際に会ってみたい。

エンディング曲が終わってメーカーロゴと共に
「お前に会えるの、楽しみだ」
って聞こえてきた。

あれ?こんなセリフ聞いた事ないな。ひょっとしてレア?

画面を見るといつもと違うメニュー画面が現れた。

『新しいシナリオを始めますか?』
やった事ないイベントができるのかしら?当然
『はい』

『パラメータの設定を行います』
へえ、自分で最初からパラ設定できるんだ?ラッキー。当然全部MAX・・・とストレスはゼロね。

『前回の所持品を引き継ぎますか?』
当然。振袖、買わずに済む。
『はい』

『現在の所持品を引継ぎますか?』
現在?ま、いいか
『はい』

『部屋を選択してください』
あ、私の部屋に似てるのがある。これにしちゃえ。

『以上でよろしいですか?尚、所持金は現在の所持金がリッチに変わります』
なんかよくわからないけど
『はい』

『保存しています』

・・・・・・・・・・

あれ?もう遅いわ、保存した事だし・・・寝ちゃおう・・っと。


 次の日の朝

ピロリピロリ・・♪
携帯のアラーム音で目が覚める。

いつも通りカーテンを開け、伸びをする。
・・・ん?

窓の外の風景がいつもと、かなり違う。

う・・海?

なんで私の部屋の窓から海が見えるの?
会社、どうやって行くんだ?

なんて考えているとピロピロピロ♪と携帯の着信音が鳴った。

誰よ?こんな朝早くに?・・つーか、こんな時に?
見覚えが無い番号だというのに電話に出てしまった。
「はい?」

「おはようございます!私、幻想社のカナルと申します。お客さまは今日からときめきメモリアルGirlsSideの世界で生活する事になっております。
細かい設定は昨日して頂けておりますので、その確認でございます」

え・・・・っと、どこから突っ込めば良いのか、悩むぞ。
その後も説明は続いた。

つまりはこういう事だった。
昨日の夜の細かい設定は本当に私が過ごす為のもの。そして私は本当にこのGSの世界で暮らす事になったらしい。

実年齢は25歳だというのに高校生の姿になって過ごすというのだ(さっき確認したら本当に若くなってた)

そういえば・・
「今日は4月1日です。4月4日が入学式となっておりますので、お忘れのないようお願いします」
といわれたなぁ。

つまり、4日まではヒマ。
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