進撃の巨人-香琳-
□自分と君の間
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『…』
私はただ呆然と…エレンを見ていた
「ミカサ、お前また髪が伸びたな」
「そう?また切っておく」
「ああ、そうしろよ」
エレンはいつもミカサやアルミン達と
私はいつもクリスタやサシャ達と
毎日会話すると言えば朝の挨拶くらい
他に話をするのはほとんどない
なのにどうして好きになったんだろう
『…どうして辛い思いしなきゃならないんだろう』
エレンを見るときは常にミカサが居る…様な気がする
たまにエレンと目が合うけど、すぐに私の方から逸らしてしまう
やっぱり相談しようかな…
クリスタとかなら信頼出来るし、きっと話も聞いてくれるはず
少し前に夕食の時間になったから、食堂に居るだろう
私はクリスタが居るだろう食堂に走った