短編物語

□呼ぶなんて
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『……………』


ここは食堂、なまえがこの世界で一番好きな場所、だってご飯は美味しいし、ゆっくり寛げるし、同期と楽しくお喋りできる。
みんなの心が穏やかになって笑顔があふれてる場所。
しかしなまえは不機嫌だ。すんごく不機嫌だ。でも顔には出せない。顔は引きつったような笑顔を見せている。


「………………」


なまえの隣には人類最強と謳われているリヴァイ兵士長が座って紅茶を独特な持ち方で飲んでいる
さらになまえの前の席には分隊長のハンジとミケが座って話をしている。主にハンジが一方的に話しかけてるだけだが

『(なんで、あたしの席にこんなに上司が集まってるの?
おかげで同期のみんな逃げちゃったじゃないか!!!泣
ありえない!!いじめか!いじめなのか!!)』

泣きそうになるのを必死に抑えている。こんな状態になるのは今回が初めてではない。
あたしが調査兵団に入って少ししてからだ
あの時、自分があの場所に居なければ、こんなことにはならなかったのだろうかなんて無駄なことを考えながら残ったパンを無理やり飲み込んでいった







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