短編物語

□歌姫の祝い唄(前編)
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ハンジがキラキラした笑顔でバンっと乱暴にドアを開けた。
その部屋の主であるリヴァイが不機嫌な顔で乱暴に開けたハンジを睨む。そんな睨みに全く怖がることなくハンジはリヴァイに話しかける。


「リヴァイ!町に行こう!!」

「断る」

「えー!!行こうよ行こうよー!!」

「他の奴と行け」

「もうみんなには断られたんだよー」

「なら一人で行け」

「一人は寂しいじゃないか!それに、リヴァイには朗報だと思うんだけどなぁ…」

「は?」

「最近噂の歌姫ちゃん、今ここら辺に来てるんだって!!」


最近調査兵団内で噂になっている歌姫ちゃんという町でお金も貰わずただ歌を歌って子供達や人を元気付けている可愛い女の子が居るらしい、とある兵士がその歌声に惚れていろんな兵士に話ししたことから噂が広まってその噂はエルヴィンやリヴァイにまで広まってきてリヴァイが珍しく興味を示していたことをハンジは気付いていた。

「ね!ね!行こうよ行こうよー!」

「……………」


激しく嫌な顔をしているが会ってみたいという欲望が打ち勝ってしまい。ハンジと門の前で待ち合わせの約束をして出掛ける準備に取り掛かった。



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