短編物語

□歌姫の祝い唄(中編)
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会場に到着して馬車から降りた
3人はそういった会場には慣れているがなまえは慣れていない
緊張からそのキラキラしたムードに完璧にやられてしまい固まっている
顔は真っ青で棒立ちになっている


「なまえ大丈夫?」

『……むり、です』


吐きそうになっているのか口を手で覆っている
その姿を見たリヴァイがなまえの背中を撫でた。


「安心しろ、俺のそばに居たらいい」

『……ありがとうございます』

「ひゅー!リヴァイがやらしいよ!」

「黙れ」


思いっきりハンジを蹴り倒したリヴァイ
ハンジが痛いと騒ぐのでさらに蹴りを加える


『だ、大丈夫ですか?』

「気にするな」

「酷いよリヴァイ!」

「すまないがそろそろ会場入るよ」


エルヴィンがハンジとリヴァイの言い合いを止めた

リヴァイがチッと舌打ちをしてからなまえの手を取った


『リ、リヴァイさっ…!?』

「あ?ここでは恋人だろう?これぐらい普通だ普通」

『あ、はい……』


慣れてるんだなぁとなまえは思った、だがハンジがニヤニヤしながら


「リヴァイー、恥ずかしいなら辞めてもいいんだよ?」

「は?」

「顔、ほんのり赤いよ?ぷぷっ」

「うるせぇ黙れ削ぐぞ」

なまえがリヴァイを見る。
なまえから見たリヴァイは無表情のままで、顔が赤く見えない。
ハンジがそうからかっただけなのだろう。なまえはそう思うことにした。





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