短編物語

□歌姫の祝い唄(後編)
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「でわ、そろそろお待ちかねのみょうじなまえさんのお祝いの歌を披露して頂きましょう。なまえさん、どうぞこちらへ!」


名前を呼ばれて皆が注目する舞台のど真ん中に立つ
その舞台の端にはリヴァイが立っていていつ何があっても良いようにそばに居てくれている

軽くあいさつをして新郎新婦にお祝いの言葉を向ける
ライラもギルもとても嬉しそうになまえを見ている。
歌う曲は二曲で曲はすでに決めていたが先程のテラスで少しの間新婦のライラが席を外した時にギルに頼まれた曲があった






「この曲を、歌って欲しいんです」

『それは出来ますが…あたしが歌っても良いんですか?』

「僕は歌が下手くそでして…それに、僕もこの曲を貴女の歌声で聞きたいんです!お願いします!」

『はい。わかりました!この曲はあたしも好きですし、いい曲ですよね。』

「やはり知ってましたか!でも一度も歌ってないですよね?」

『だって、どうみても結婚ソングじゃないですか。こういうのは流石に歌うのは躊躇います。』

「まぁ、確かにそうですね。」

「……この歌は結婚に使う歌なのか?」

『えぇ、歌詞を聴いたらよくわかると思いますよ』

「ほう……楽しみにしていよう」

『あ、ありがとうございます。頑張ります!』


リヴァイが期待しているというだけでやる気がみなぎってきた




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