短編物語

□魔法の言葉
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周りがなまえが何をしようとしているのか気になるようでガン見している。視線が痛い


『では、失礼します』


目をつぶってください
となまえがリヴァイに言う


「断る」

『そんな…お菓子を…渡せない兵長は…悪戯を受け入れなければ…いけないのに…』

「それはお前の勝手な解釈だろう」

『いいえ、ちゃんとした…文献に則った…もの、です』

「…………目を、つぶればいいんだな?」

『!……はい』


目をつぶる。なにやらゴソゴソ音がする。かと思えば頭に違和感…その瞬間に周りからブフッ!と吹き出す声がする
嫌な予感しかしねぇ…


『今日、1日…それでいてくださいね…兵長』


目を開ければなまえが鏡を差し出す。受け取って自分を見ると頭に耳が…生えた?


「は?なんだこれは」

『ねこみみ、です』

「……ほぅ?」

「あははははは!!!!リヴァイ!!さいっこうだよ!!!あははははははは!!!!!」


バンバン机を叩いて笑うハンジ
周りの人間もプルプル震えて居るのがわかる。
最悪だ…


「チッ…くだらん、外すぞ」

『ふっ、無駄…です』

「あ?」

『鍵…を、かけました…僕じゃないと…外せない….のです』

「………お前なぁ…」


普段無表情ななまえが珍しくドヤ顔で答える


「今日の…夜、兵長の部屋に…行きますから…それまで、このまま…です」


心底楽しそうな顔をしている

リヴァイは諦めるしか無かった




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