゛家族゛だ
□相合い傘
1ページ/2ページ
今日は久し振りのエースとのデート。
何ヵ月ぶりだろう…。
前の島からこの島までずいぶんと長い時間が経っていると思う。
その何ヵ月ぶりかの島へ着いたので、今日はエースとのデートなんだ。
「テルーカー、早くしないと置いてくぞ」
「あ、うん!ちょっと待って」
ハンカチ、ティッシュ…それに服装もメイクも完璧!
もう一度鏡の前でチェックしてから部屋を出てエースのところへと駆け寄った。
「まったく…おせーんだ、よ…」
目の前の光景に目を疑うエースだった。
テルーカの格好は今まで、いや普段とは違って。
スカートをはいていることが驚きだった。
いつもはすっぴんで男勝りのようなテルーカが今日はメイクとやらまでしている。
なんてゆーか…いつもより可愛い。
「なにしてんの、エース?」
「いっいや!なんでもねェ!!」
「じゃあ早く行こう!」
見惚れてた、なんて言えるわけがない。
少し赤くなっているであろう顔を隠すようにデートに出かけた。