゛家族゛だ

□相合い傘
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今日は久し振りのエースとのデート。

何ヵ月ぶりだろう…。
前の島からこの島までずいぶんと長い時間が経っていると思う。

その何ヵ月ぶりかの島へ着いたので、今日はエースとのデートなんだ。


「テルーカー、早くしないと置いてくぞ」

「あ、うん!ちょっと待って」


ハンカチ、ティッシュ…それに服装もメイクも完璧!

もう一度鏡の前でチェックしてから部屋を出てエースのところへと駆け寄った。


「まったく…おせーんだ、よ…」


目の前の光景に目を疑うエースだった。


テルーカの格好は今まで、いや普段とは違って。
スカートをはいていることが驚きだった。

いつもはすっぴんで男勝りのようなテルーカが今日はメイクとやらまでしている。
なんてゆーか…いつもより可愛い。


「なにしてんの、エース?」

「いっいや!なんでもねェ!!」

「じゃあ早く行こう!」


見惚れてた、なんて言えるわけがない。

少し赤くなっているであろう顔を隠すようにデートに出かけた。
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