銀魂

□ドS
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私は真選組一番隊隊員。えいりあんvsやくざ。

真選組唯一の女隊員だ。

とは言っても、私の事を女だと知っている人は親しい人たちだけだし、

胸はサラシを巻けば邪魔にならない。


それに、私は屯所で暮らさず、毎日通勤しているので女だとバレる可能性は低いのだ。

まあ、別に隠す必要もないのだけれど。。。



『おはようございます。沖田くん、朝です。起きてください』

沖「ん〜、母ちゃん今日は日曜だぜ?そそっかしいなぁZzz」



私は出勤したら、まず沖田くんを起こしに行くのが

最近の日課になってきている。



『今日は水曜日です。それと、貴方みたいなぐうたら息子を産んだ覚えはありません』

沖「なんでオメェが母親なんでィ。野郎が母親なんて考えただけで吐き気がするぜィ」


『(お前が母ちゃんっつったんだろうが)…。だったら最初から起きてください。』

沖「つーか、何で毎朝俺を起こしに来るんでィ」


『それは、沖田くんの朝寝坊を阻止するためです。

 う〜ん…近藤さんに“総悟を起こしに行ってくれ”と言われたのが始まりですかね…』



ある日近藤さんに、「まだ起きてないみたいだから、総悟を起こしに行ってくれ」と頼まれ、

他の人間よりもすんなりと起こせたため、その能力(?)を買われ

次の日も、その次の日も総悟を起こせと言われているうちに、

いつの間にか言われる前に起こしに来るようになったのだ



『まあ、そういうわけなので、あと15分で切腹になりますよ』

沖「へいへい」



沖田くんは面倒くさそうに立ち上がると、ものの数分で準備を終えた。



『あ、沖田くん。横髪がはねてます…』



スッと沖田くんのはねた横髪に手を伸ばすと、自然とお互いの顔が近くなっていた




『…』

沖「…」



数秒…いや、一瞬だったかもしれない。

私は、思った以上に沖田くんの顔が近くて、不覚にも見惚れてしまった。

気のせいか、ピンク色のふわふわした空気が流れたような…



沖「…おい。」

『あ、すみません。もう直りました』

沖「…(何、男同士で見つめ合ってふわふわしてんだ、俺は。)」

『さ、では行きましょうか。あと3分ですよ』



私たちは何事もなかったかのように定例会議に向かった。




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