銀魂

□ドS
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聞いてねぇ。

あいつが…やくざが、女?


沖「…」

近「まあ、気づかないのも無理はない。

 彼女、中性的な顔立ちだし、公言してなかったしな。

 “バレたら正直に言うが、自分から言うつもりはない。だから局長も黙ってて”って言われてたしな。」

土「まあ、今俺がコイツにバラしちまったけどな。

 …にしても、それなりに接点の多かったおめぇが気づかなかったとは驚きだ」

沖「…苦手だったんでさあ。」

土「は?」

沖「アイツ、どことなく姉上に似てて…

 まともに直視できなかったんでさぁ。」

近「ミツバさんか…。

 たしかに、いつも一歩引いたところから俺たちを見守っていて、

 優しいけど、どこか頑固なところがあって…

 そういうところは似ているな。」

沖「それに、女が真撰組に入るわけねぇって思ってたから…

 男に、そんな感情持つなんて気持ち悪ぃじゃねぇですか。」

土「けど、その割にはオメェ、

 よくあいつに構ってたじゃねぇか。」

沖「それは、まあ、面白いやつだから気に入ってただけ…でさぁ」

土「おまえ、自分が今ちぐはぐな事言ってる自覚あるか?」

沖「…」

近「まあ、総悟も、自分の感情が何なのか自覚するときが来るさ。」



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