Episode
□03,アイビーウィーク
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あれからリエナと色々話して距離が縮まった、と思う。
『そういえばお友達大丈夫だった?』
『ベビーシッターのアルバイトって言ってたし大丈夫だよ』
『そう…』
『それよりマークっていい人だね』
歩きながら私がふとそう話すとリエナは眉毛を上げた。
『何、マークが気になるの?』
笑みを浮かべて尋ねるリエナに私も笑みを浮かべる。
『2人があまりにもお似合いだったからね〜』
そう話すとリエナは手を叩いて笑った。
『私とマーク?ないない』
本気で笑うリエナに私は目を細めた。
すると、目の前からセリーナが歩いてくるのが見えてくるとリエナの顔が曇っていく。
そして
『リエナ、さっきはごめん。あんたがそう想ってくれてたなんて知らなかった』
申し訳なさそうに話すセリーナにリエナは目を伏せて笑った。
『いいよ。私も言い過ぎた』
そして2人は微笑み合うとリエナは私を見てニッコリと笑った。
『そういえば、マリアのホテルってセリーナと同じだったよね?』
『そうだよ』
『じゃあ3人で歩こうか』
『いいね〜』
3人でこうして歩くなんて初めてだったから、私は何だか楽しくて嬉しかった。
そして帰宅して届くゴシップガール。
-大ニュース!!
SとRが仲直り?
そしてその2人の間に東洋人が…WTF!!??
ブレアの代わりにでもなったつもりかな?OMG
なんかあの2人落ちぶれちゃった感じ-
胸が痛んだ。
そっとパソコンを閉じて私は暫く目を閉ざした。