Mein
□バースデープレゼント
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今日は大好きな彼の誕生日
この日をどうしても祝いたくて私は何日も前から準備をしている
多分私なんかが祝わなくても周りの人達が祝ってくれるだろう
でも、今日だけはいつもの感謝を貴方に送りたい
♪♪♪〜
何回目かのコールの後愛しい人の声
「名無しさん、どうした?」
いつも通りの優しい声
『雅治さん今日は仕事早く終わりそう?』
そう尋ねてる電話越しからはスゴく賑やかな声
「今日は帰れないかもしれない。
皆がお祝いするって張り切っちゃって;;
帰してもらえそうにないんだ」
やはり予想はしてたけど彼女としてはかなりショック
でもここで引き下がらないのが私の性格
『何時になってもいいから帰って来て!
待ってるから』
多少強引になりつつも電話をきった
きっと困ってるだろうなと思いつつも早く会いたくて仕方なくなった
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時計はとうに12時を過ぎている
彼が帰ってくる気配はない
もう誕生日終わっちゃってるよ
寂しい気持ちでいっぱいで目から涙が零れた
今日は会えないのかな...
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