TF小説

□正午前のキスはハチミツとバターの味
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ベッドの中で目覚める。隣には俺の天使。ああ、良い朝だ。

「んっ、おはよう、アイアンハイド。」

「おはよう、ラチェット。」

今日は二人揃って非番。実に久しぶりだ。

「今日は休みだな。どこか行くか?」

「寒いからやだ。」

おいおい、そこはデートに誘ってんだから乗るべきだろ。

「今日は休みだから寝て過ごす。」

「休みなんだからたまには一緒に出掛けないか?」

寒いと呟き毛布を頭まで被る恋人に仕方ないかと半分諦め取り敢えず朝飯を食うことにする。

「ラチェット、朝飯作るが食べ「寝てる。」」

即答かよ。というか俺が言い終わってない。

「じゃあ俺は飯食ったら整備するから寝てろよ。」

わかったとばかりに片手を上げる恋人に苦笑しベッドから降りるとキッチンへ向かう。今日は何を食おうか。取り敢えずお茶漬けでいいか。
キッチンへ行き昨日のご飯に市販のお茶漬けの素をかけお湯をかけ口に掻き込む。

「さてガトリングにキャノン、あとはスワイプのブラスター二丁。昼過ぎには終わるな。」

いつも通りに分解し清掃。そして元に戻し順調に進めていればのっそりと寝室から出てくる恋人。

「アイアンハイド、お腹減った…。」

ほれ見たことか。

「何食いたいんだ?」

「ホットケーキ。」

しょうがないと武器はテーブルの上に置いたまま冷蔵庫を漁り材料を揃えたら調理開始だ。
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