読
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今日も、XANXUSはイラついていた・・・
なんてことない、またあの老いぼれに何か言われたのだろう。全く、忌々しいジジイだぁ・・・だが今さら何も出来やしない。
俺が何かを仕出かすとXANXUSに迷惑が掛かるからな。
昔だったらそんなことを気にせず何も深く考えずにただ主を邪魔するもの全てを剣に血を吸わせてた。
それが今じゃ色々と頭が回転するようになり、主にとって利益か不利益かどうかを考えて行動し、主以外に下げたくもない頭を下げるようになった。
何も考えず突っ走ってたあの頃と、色々と賢くなった今じゃ、どっちがいいのか・・・。
ただ、はっきり言えるのはXANXUSのことしか頭になかったあの頃はとてもキラキラしてて自分の世界が輝いていたのは確かだった。
end