読
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何で、何でいつも・・・!!!!
いつもいつも!肝心な時にいつも俺は使えない!
いつも成すすべもなくお前が傷付くのを黙って見てるしか出来ない。
俺は強い。
これは自惚れとかでも自信家で言ってる訳じゃない。
幾つもの剣の流派を潰し、Sランクの任務を完璧に完遂してきた実績の積み重ねで得た実力だ。
俺はXANXUSを守る剣士だ。
なのに、XANXUSを守れず何が剣士だっ・・・!!
これ以上、傷付く姿は見たくないのに、守りたいのにっ!
「XANXUSっ・・・!!」
叫び声が響き、伸ばした腕が虚しく空を切った。
end