□更に深く
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更に深く





押し倒し、足を開かせて奧にある内側へとそそり立つものをねじ入れて揺さぶるといつもは喧しい声音が弱々しくすすり泣き、声を上げる。

腰を前後に動かし、様々な角度で抉ると組み敷いた体が面白いくらいにビクビクと震えた。

そのまま奧にある一点を掠めて抉ると一層高く声を上げて大きく目を見開いた。


見つけた。

自分でも自覚する程口許に笑みを浮かべるとその一点のしこりをしつこいくらいにつついて抉ってやる。

余りの快感にか色素の薄い目を潤ませ、目尻に涙を滲ませて体が揺れ動く度にポロポロと涙を流して子供のようにイヤイヤと頭を振って快感を逃がそうとする。

それを許さず痛い程勃ち上がってふるふると震えて甘い蜜を流すものを徐に掴んで愛撫してやるとこの世の終わりみたいな声を上げて必死に名を呼んできた。

愛撫したまま目を合わせてやるとポロポロと涙を流しながらすがるように腕を伸ばしてきて背中に回される。
好きにさせて未だに涙を流す目尻にキスをしてやると自身を包む中がきゅっと切なく締め付けてきた。

また名を呼ばれ、今度は返事を返して啄むキスをしてやると好きだと小さく溢した。


知ってる。


それだけ返すと10代の頃のように無邪気に笑うモンだからアホ面と思うと同時にもっと愛してしまった。



end

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