ぴんきーれいやー

□第5Q
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テスト期間です。なんというか…暇!めんどくさい!!


理由は簡単。

私は元高校生だ。しかも中高一貫校でかなりの進学校だったから高1の時点で、高校生の勉強はほぼすべて学習済みだからだ。

つまり簡単すぎる。

勉強してもやりがいを感じない。


こんなんじゃ全教科満点とっちゃうよ。


ん?いい!これだーっ!


私の目標決まった!全教科満点!なんだややる気出てきた!


それからというもの、勉強漬けの日々が始まった。といっても勉強習慣はもとからついているから、普段の勉強にプラスしていつもより少し早く起きて勉強して、夜はいつもより少し遅く寝るだけだ。

ちなみに放課後は唯と勉強。

バスケ部もテスト期間はオフらしい。

教室には唯と私のほかに、紫原と赤司が一緒に勉強しているというかんじだ。
赤司はわかるけど紫原が勉強しているところを見るのはなんだか新鮮だ。

唯はというと、時々赤司の方に視線を向けそのたび頬を赤く染める。乙女すぎるよこの子!。

どうにかしてくっつけてあげたい。

赤司が開花してああなっちゃったのは頼る人が、弱音を吐ける人がいなかったからだっておもってる。
そしてそういう存在が唯であればいいと思ってる。
唯は自分からアクションを起こせる子じゃない。私が何とか・・・。
それはおせっかいでただの自己満足かもしれないけど・・・・。


あ、いい事思いついた。
いきなり背筋がぴんっと伸びた私を唯は不思議そうな目で見てきた。

今すぐ言いたいけど、今は言えないから“後でね”とだけ言い、お互い再び勉強に没頭した。


下校時刻を知らせる放送が静かな教室に響いた。夕陽とはまだよべない太陽が窓の外側に見える。
いつの間にか陽が長くなり、少し汗ばむと変わっていた。

帰り支度を済ませ、正門へと向かう。
2人きりになったのを確認し唯にある提案をした。



『ねぇ、放課後赤司たちと一緒に勉強しない?』

「え、えぇぇー!?」



唯は進めていた足をピタリと止めて動かなくなってしまった。動揺しすぎだよ(笑)
顔も耳も真っ赤だ。



「そ、そんなことできなよっ・・・!」

『ちょっと教えてーみたいな感じでさっ!』

「・・・・・」



それきり唯は困ったように黙ってしまった。
そして察する。そうだ。唯が頭いい事すっかり忘れてたっ…!!!



『わからないところがない・・・か。』

「・・・・うん」



赤司と同じ小学校に通っていたと聞いた時から、まさかとは思ってたけど唯はお嬢様だった。だから赤司と同じように英才教育を受けてきた。そして赤司にふさわしい女性になるために勉強を一生懸命にやってきた。その結果がこれだ。

う。。。どうしよう。いい案だったと思ったんだけどなぁ・・・・。

唯と赤司を仲良くさせる作戦はお持ち帰りとなった。唯と別れた後もずっと考えていたが答えが出る前に家についてしまった。




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