ぴんきーれいやー

□第17Q
1ページ/1ページ


「っ…、あいつらマジしつけーな…!!」



体力がある私たちが息が上がるほど走ってたのに、追っては未だ撒けずにいる。気のせいだと信じたいが、初めより人が増えている気がする。ドMがあんなに居るのかと思うと、再び背筋が震えた。
大輝が空き教室に飛び込み、私たちは教卓の影に身を潜めた。
バタバタという足音が近付くにつれて不安で心臓の拍動が増えていく。



「しっ」



肩を引き寄せられ、大輝の胸に耳を押し付けられる形になった。私と同じくらい早い脈が聞こえて、私の脈は更に早くなった。


人の気配が消え、静かになったところで大輝は私の肩を離した。



「やっと撒けた、な。」



大輝はふぅと息を吐きながら言った。
額からはするりと大輝の顔を滑り、顎の下で止まった。大輝はそれを制服で拭うと私に向き合った。



「問題はこの後……だな」



そうだ、取りあえず撒けたが、いつまでもここに居るわけにはいかない。
移動はしたい、でも下手に動けない。さてどうしようか。

長い沈黙が続くと大輝が言った。





「やよいも何か考えろよな!」




ビシッと私に指を指しながら言われ、少しムッとしたので言い返した。




「元はと言えば大輝のせいじゃんか」

「何で俺のせいなんだよ!!
ぜってーやよいが俺の事蹴り飛ばしたからだろ!!」

「大輝があまりにもデリカシーのないこと言うかでしょ」

「俺は『見える』とは言ってねぇ!
『見えるぞ』って教えてやっただけだ!!!!」

「あんま変わんないし、どっちにしろデリカシーがないわ」

「てめ、人の親切を……!!」






ぎゃーぎゃーと言い合いをしていて自分達が置かれている状況をすっかり忘れていた。



不意に、上品なノック音が教室中に響いた。──








──────
▼あとがき
折角撒いたのに再びピンチ!です!!

この前拍手コメくださった方ありがとうございました!!そして反省しております……。
この小説青峰落ちのくせに青峰とのからみというかくっつく予感が全然しないですよね!すみません!!!!
もっと話の展開をうまくかければいいんですけど(涙)
頑張ります!!

──────
拍手or感想

更新催促アンケート

リクエストする
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ