僕は運命に抗う(エース寄りのクラサメ落ち)

□再会
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――――八席議会による候補生の戦闘介入が決定され、僕たちの生活は大きく変わる。


鴎暦842年、水の月14日
その日は指揮隊長との対面という事で、魔導院の一番端にある0組の教室を訪れていた。

何十年も使われていなかったとは思えない綺麗で広々とした部屋。

随分丁寧に掃除してくれたのだろう。
掃除くらい任せてくれても良いのに。

メンバーも大体揃っていて、いよいよ隊長との対面式が始まる。
逸る気持ちを抑えながら、隊長とはどんな人だろうと想像した。

――――師匠だったら良かったのに。
でも師匠が隊長だったら、ナイン辺りが凄まじく反発するだろう。

あの人は、厳しいから。
今は武官として候補生の指揮隊長を務めていると聞くけれど、どうしているだろう。

早く会いたかった。
彼に会うために、僕は此処へ来たのに。
僕はみんなとは違う。僕はあの女の子どもでも、戦士でもない。

――――あの人の、弟子だ。
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