桜色の君と
俺たちは小さい頃からずっと一緒にいた。
いっぱい喧嘩をして旅をして成長した。
いつしか俺はあいつに思いをよせていた。
一緒にいるたび、どんどん思いが募っていく。
これは駄目な思いだから。
そう言い聞かせて鍵をかけた。
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たまたま仕事先で花を咲かせた木を見た。
あいつのような大きな存在をしていて。
胸が痛んだ。唇を噛み締める。
その木はあいつと同じ髪の色で
俺を苦しませた。
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