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□桜
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3月も後半に差し掛かり、桜が満開になりました。
郁ちゃんの発言により私達、図書特殊部隊もお花見をやります!
と、言っても堂上班+麻子ちゃん+玄田隊長+毬江ちゃんなのですが…。
それでも、楽しみです!
「今回企画したお花見ですが!どうしましょう!」
「どうって?」
郁ちゃんの言葉に麻子ちゃんが返す。
「お花見スポットに行っちゃいますか!?」
「図書館内でいいだろ」
張り切って言った郁ちゃんの言葉を篤がそっけなく返す。
「そうだね。毬江ちゃんもいるし。」
そう言った時の小牧くんの顔は優しかった。
本当に毬江ちゃんの事が好きなんだなぁ…。
郁ちゃんは、不満そうだ。
「えー、基地内ですかー」
「郁ちゃん、一緒にお弁当作ろ?」
「椎香教官と!?作ります!!」
郁ちゃんって単純だ…。
でも、そこが可愛いよね。
「椎香きょうかぁん私も作りまーす!」
そう言って来たのは麻子ちゃんだ。
だったら女子全員で。って事で毬江ちゃんも誘った。
「お弁当作りですか?是非っ!」
こんなわけで、お花見は私達がお弁当を作ることになりました。
楽しみ♪
次の日私達、女子組は毬江ちゃんの家にいた。
「あ、醤油取って〜」
「は〜い」
「ありがと。」
バタバタと毬江ちゃんの家のキッチンを走り回る。
「毬江ー、そっち大丈夫?」
「うん!」
このお弁当作りには、毬江ちゃんのお母さんも参戦。
手伝ってくれて、とても助かっています。
「出来た〜!!」
完成したお弁当は、食べきれるか分からない程沢山ある。
って言ってもほとんど玄田隊長が食べてしまうけど…。
あ、男子組は場所取り。
お花見っていっても、昼間は皆仕事があるので夜行う事に。
毬江ちゃんは、小牧くんがいるので大丈夫でした。