BOOK

□クリスマスデートの定義
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クリスマスデートとは何をしたらいいものなのか。
水乃は悶々と悩んでいる。

12月24日の今日この日。
世間一般様の言うところのクリスマスデートというものをとりつけ、今こうしてクリスマスデートを満喫している、ハズだ。
……………そのハズだ。

だが今の現状を見てみよう。
やっていることは何時ものデートと何も変わらないではないか。

更には、心なしか他の恋人達は緑や赤が多いように見える。
(決してそんな訳はないのだが)

水乃は、一大決心をする。

特別なことをしよう。

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クリスマスデートっていうのは何をしたらいいんだろう。
香月は、意味の無い問いを滔々と自分に語りかける。

世間一般でいうところのクリスマスの特別なデートを申し込まれ、ワクワクしながら待ち合わせ場所へとやって来て、今はデートを満喫している、ハズだ。
………………そのハズなのに!

香月は前を行く彼氏を見て密かに溜め息をついた。
舞い上がっていたのは自分だけなのだろうか。

もしかしたら水乃は、クリスマスの特別な云々なんかの概念がすっぱり抜けてしまっているのかもしれない。

だとしたらどうすべきなのだろう。

クリスマスだと指摘───せがんでいるようでみっともない気がする。
黙ってついていく───このまま何も無かったら虚しすぎる。

──────折衷案として、クリスマスのイルミネーションなんかを話題に出してみる。

これだ……………!
香月は胸中会議を好反応で終える。

いざ、と香月がイルミネーションのことを口にしようとすると。

「「さすがクリスマスだn…………え?」」

失念していた……………水乃があまり予定を口にしないことを!!!!

「えっ、あ…い…イルミネーション、綺麗、だね?」
水乃が慌ただしく口を開くと、
「へ、えっと、あ、うん。凄い、クリスマスだ。」
などとわかりきったことを何故か態々口にしてしまった。

クリスマスなのは当たり前だろうが!
何を言っているんだ自分は!!!!

と脳内で自分を誹謗中傷していると、不意に頭上から吹き出す声が聞こえた。

「ふっ、くふっ…まさかっ、香月が同じこと言い出すとは思わなかったっ…!」

釣られて香月も何故か笑えてきて、

「ぷっ、ふふっ、いや、水乃こそ、まさかずっと気にしてたの…っ?」

聞いてみれば、どうやら最初からクリスマスなのにと悩んでいたらしい。

ああもう、可愛いなぁ





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アトガキ



そんな、話、です!
わーいリア充だぁ。
男女のリア充わからん………………
なんとなく萌えそうなネタはあるのにわからん…
こうなったらちょいと香月さんや、水乃とやりたいあれやこれを教えてくれませんかね(´・ω・`)

とりあえず素敵に甘い可愛らしいカップルの二人に良いが訪れますように!!

メリークリスマス!

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