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□魔王アザミと召喚勇者@
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目が覚めたら目の前にお姫様と王様がいて、魔王を倒す勇者となって助けてくれとお願いされた。
幸いなことに仲間も出来て、この世界が愛しくなって、俺は勇者となることを決意した。
その当時レベルは28で、魔王を倒すために魔の領域に入る≠アとのためにレベル上げの旅をして、レベルが100になった。
レベルが100になってからは魔の領域でレベル上げをし続け、ついにレベル999に達した俺たちは様々な苦難を乗り越えてついに魔王城へと辿り着いた。
「コール•ロイヤルストレートフラッシュ」
目の前には視線だけで5~60人は殺していそうな紫の髪をした男が座っていて、俺はその男──すなわち魔王と何故かカードで勝負していた。
魔王城は風通しが異常に良く、麻で出来たゴワゴワの下着一枚の身体に非常に堪えた。
「オラ、負けたんだからさっさと出てけ」
魔王に尻を蹴られ、俺はたたらを踏みつつ食ってかかる。
「負けた!負けたけどそうじゃないだろ!?
魔王と勇者っていったらこう……よくきたな勇者よ∞行くぞ魔王!!%Iなそういう感じの「テンプレ乙」ストラップは黙ってろよ!!!???」
俺のこの現状は、言いたくないがこの魔王の剣の柄にぶら下がった謎のストラップが原因だった。
ストラップには何故かステータスが存在。
【名前】ふにみん
【Lv.】カ★ン★ス★ト
【HP】見せられないよ☆
【MP】見せられないよ♡
【特殊スキル】アザミ兄さんを害する者は死すべき
【称号】世界を超えしストーカー
チートだ………………俺は呟いた。
魔王のステータスは何故か隠されていなかった。
【名前】アザミ
【Lv.】え?聞くの?この人外のレベル聞いちゃう?wwwwwwwww落ち込むと思うよ?wwwwwwwww
【HP】え?聞くの?www(メンドクサ)
【MP】上の二つ見た上でここも見てんのかよwwwwww
【特殊スキル】不老不死
【称号】まじ人外wwwwwwwwwwwwwww
こんなんチートや! チーターや!
俺がブチギレて魔王に向かって魔法を放った瞬間、ストラップの本体の目が赤くカッ!≠ニ光って巨神兵よろしくビームを照射した。
俺の剣が溶けた。
すわっ、とパーティメンバーが殺気だった矢先、ストラップがまた(以下略)した。
パーティメンバーが始まりの街まで転移させられた。
そして魔王は言った。
「うわめんどくせえ」