志半ばで力尽きた作品群
□漣と重傷のアザミ
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兄さんの住んでいる廃ビル。
そこに兄さんが住んでいると考えただけで、どこの高級マンションなんかよりも素敵に見えて、胸が高鳴る。
僕がどうしてここにいるかを簡潔に説明すれば、アザミ兄さん関連としては珍しい弓月からの一言のためである。
〔あんたの愛しの彼に会いに行けば?
あのままにするな、胸糞悪い。〕
どうしてかと問えば弓月はフイと顔をそらして知るか、と顰め面で言う。
疑問を解決できないまま仕方なしに僕は廃ビルまでこうしてやって来た次第だ。
「…にーさん!」
扉(といっても蝶番が外れかけた板切れのようなものだが)をギィと押し開けて中に入るが罵倒か言葉が飛んでこない。
…いないのかな?
そう思った途端むわっと鉄臭い匂いが鼻についた。
────ヤバイ。
僕は慌てて中へ進み、部屋と呼べないまでの荒れ果てた部屋の壁にもたれかかるように倒れこむ兄さんが目について、僕は駆け寄った。
「兄さん!兄さんってば!」
「…ぅ…っ…痛い……」
死なない体に大きな傷。
本人からすれば今までの長い人生の中、特に気にすることでも無いのだろうけど、愛しいこの人が辛そうな顔で痛みを耐えているのを見るのはイヤだ。
火事場の馬鹿力とはよく言ったもの、僕は兄さんの片足をズリズリと引き摺りながらもベッド(ここにもともと置いてあった廃棄されたものだが)に連れていき、
【あとがき】
「力尽きました…。」
行き当たりばったりで書くもんじゃないね((((;´・ω・`)))
因みに弓月さんはいつも通り裏アザミ兄さんを暗殺に行ったら弱った表アザミ兄さんを発見して、渋々漣に伝えた次第です。
何度も暗殺失敗してる内に表アザミに対する憎悪は薄れていく──んだったら良いなぁ(願望)
つーかちゃっかりアザミ兄さんの拠点知ってる弓月さん。
後、さざみんが兄さんに駆け寄った時に兄さんが痛い…って言ってたのは実はユサユサしたせいだったりします。
ええ、さざみんのせいですよ。痛みは。
プチパニックで周りが見えなかったさざみんでした。
ザマァwwwwwwwww