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□ゲームの前に
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ここはアルの家。
互いに久々の休日で、のんびりすごしていた。
だが。
「アーサぁー、したいんだぞ」
「はあっ!?」
シ、“シたい”だと!?
真っ昼間から何言ってるんだコイツ!?
いやでも、アルから誘ってくれることとかそんなにないし…。
しかも、昼間になんて。どんだけコイツ……。
う、嬉しいとか、ちっとも思ってなんか……。
取りあえず落ち着け、俺。
気持ちを抑え、なるべく平常心を装って、俺はアルに問いかけた。
「い、いや、まだ…昼、だぞ。いいのか……?」
「え」
ぽかんとした顔で俺を見つめる青い瞳。
みるみる紅潮していくその顔。
「そっそそそ、そういうことじゃないんだぞっ!!!///
ゲームしようって言ってるんだ!!アーサーのっ…変態!!」
「誰が変態だ、誰が!!」
確かに、アルの手にはホラーゲームのソフトが握られている。
怖いから2人でゲームしようってか?
すまん、アル。今の俺に、そんな余裕無い。
「ったく、だったら初めっから“ゲームしよう”って言えよな。」
ちょっとでも期待した俺が馬鹿だったか…。
「ア、アーサー?……んうっ!」
俺の機嫌を窺っているアルに、食らいつくようなキスをした。
「んっ、ふ……は、はあ、アーサーっ」
「お前が、悪いんだからな。」
唇が離れると、アルが上目遣いで俺を見つめてきた。
お前の方が背デカいくせに。くそ、可愛い。
その顔が、余計に俺を煽らせる。
「ゲームの前に、だ。いいか?」
アルの瞳を覗き込むと、ふるっとまつげが震えた。
「っ…うん」
この後俺が、アルフレッドを美味しく頂いたのは、
言うまでもない。
End
最後の終わり方が未だに気に食わないです…。(書いたのは他ならぬ私ですが)
文才を下さい、サンタさん。
…こんな感じ(どんな感じ?)の作品、初めて書いてしまいました!
アーサーがアルをどの様に美味しく頂いたかは、
皆さんのご想像にお任せします!
アサアル万歳!