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□sleep…
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フランシスside
「やっぱり俺的には、超巨大ヒーローを
菊と共同開発すべきだと思うんだ!」
「ア、アルフレッド…?あのさ」
「なんだい、フランシス?反対意見なら認めないぞ!」
今、某国某所で行われている会議。
いつもなら、アルフレッドの話に皮肉を言う奴がいるんだけど。
今日のアーサーは疲れ気味らしく、
会議の始めからずっと目をこすって話を聞いてたけど、
会議開始から早20分、今はぐっすり寝てしまっている。
…可愛い顔して寝やがって。
今すぐコイツを俺のベッドへと誘いたい。
「ねえ、アルフレッド君、アーサー君が寝ちゃってるよ」
「またあるかー! おい、起きるあへん!!」
って、ちょ、イヴァンも耀もなんで言っちゃうの!?
俺達の話を聞いてるようで、聞いてないアーサー。
すると、アルフレッドが、いつもの軽快な笑いを飛ばす。
「今日は静かだし、そのままでいいじゃないか!
それに、彼がいるといっつも反対されちゃうからね!」
「じゃ、お兄さん反対しちゃおっかな?」
「えーっ!ひどいんだぞフランシス!」