ハニ受け3

□Paint it , Black
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ふと目を覚ますと、丸い頭が目に入った。明るい色の髪の毛を一つにまとめて自分の下で一生懸命に頭を傾けているのは、他でもないジョンハンだった。夢か…こんな夢を見るなんて、イソクミン…本当におかしくなってしまったらしい。そう思いながら体を起こそうとしたけれど、まともに動かすことができない。ソクミンの両手は手首をしっかりと縛られ、お腹の上に置かれていた。



「起こひた?」



口の内いっぱいにソクミンのものを咥えていたため、うまく発音できていない。話している間にたらりと垂れた唾液が陰毛を濡らし、敏感な肌にちくちくと当たる。唖然とした顔のソクミンと目を合わせながら明るく笑ったジョンハンは、かちかちに立ち上がるソクミンのものを手で握って舌を出すと、亀頭を舐め回して再び咥え込み、唾液でべたべたのソクミンのものを吸い上げる。うまく状況が把握できない。 正直、想像しなかった訳ではない。その映像を見た後、乱れるジョンハンの姿が何度も頭に思い浮かび、ソクミンを苦しめた。ジョンハンは驚くソクミンの表情を気にも留めず、行為を続けている。



「ヒョン…何してるの?」
「お前のも抜いてあげようと思って」
「そ、それはいいからちょっとこれ解いて?本当にどうしたの…」
「それね、お前の制服のネクタイで縛ったの。変な気分だね、ふふっ」



戸惑っているソクミンを無視して、ジョンハンはのそのそとソクミンの体に乗り上げると、まっすぐに伸びた鼻筋に猫のように口付けた。
「鼻が大きい人はこっちも大きいって言うけど」
「ヒョン…ちょっと」
「本当みたいだね、ソクミナ」



ソクミンの顔のあちこち…耳たぶから首筋、鎖骨、胸板に乳頭まで絶え間なく唇が落ちた。チュパチュパと音を立てて念入りに吸い上げる姿は、悪戯に出している音と反対に猥褻的だった。ソクミンの上に乗って動くジョンハンのお尻の間に、ソクミンの中心が擦れる。熱い皮膚が触れ合う感覚に、ソクミンの口からため息のような声が漏れた。



「どうする?」



わざとらしく甘い声を出し、愛嬌たっぷりに話す。その声が耳に届いた瞬間、ソクミンは縛られた手をジョンハンの首にまわして引き寄せた。息をする暇もなく唇を合わせる。ジョンハンは性急に入ってくる舌を上手に宥めながら、呼吸を調節した。ソクミンの腕の中にすっぽりと収まったジョンハンが手首のネクタイを解くと、待っていたかのように、わき腹を撫でる手が伸びてきた。



「ヒョン、誰か来たらどうする?」
「いいね…スリルがあって」



ソクミンはもうどうにでもなれ、という気持ちだった。本能でいっぱいになった頭はもう、理性的な判断が出来なくなっていた。ソクミンの体の上に座り手を後ろに伸ばして勃起したソクミンのものを上下に抜いていたジョンハンの腰を掴むと、そのまま押し倒す。長い髪の毛が解けてシーツの上に散らばった。



突然の出来事に後頭部をマットレスに軽く打ち付けたジョンハンが、顔をしかめる。瞬く間に優位に立ったソクミンは、ジョンハンの手首を頭の上で一つにまとめて押さえつけた。小動物のように見上げてくるジョンハンの体に舌を這わせる。柔らかい肌にざらざらとした舌が触れると、何の味もしないはずなのにどこか甘い気がした。ジョンハンの唇と首筋をしつこく舐め、片方の手はつんと尖った胸の突起を摘む。



「い、いたっ」
「あっ…ごめん」
「力加減して?ね?」



取って食べる勢いだったソクミンが躊躇する。このような行為自体が初めてで、どうすればいいのか知っている訳がなかった。その戸惑いを気づいたジョンハンが、小さく笑う。



「大きくなったと思ってたけど、まだまだ子供なんだね」
「俺、どうしたらいい?」
「座って」



自分を組み敷いているソクミンの肩をそっと押し返すと、ソクミンはこれといった抵抗もなく退き、その場に座った。一瞬触れたかなり丈夫な肩に少し驚く。いつの間にこんなに大きくなって…思い返せば、いつもジョンハンより大きかった弟だ。



ジョンハンはその前に四つん這いになると、すでに硬く芯のあるソクミンのものを片手で握り、もう一方の手は自分の口に入れて指を舐めた。ソクミンと視線を合わせるために見上げた目と乱れた髪の毛は、息が詰まりそうなほど刺激的だ。舌を出し、ソクミンに見せつけるように人差し指と中指を舐めたジョンハンは、そのまま自らのお尻へその指を持っていった。



「んんっ…やぁっ」



短い嬌声ともに、腰が揺れた。丸く突き出たお尻に一度力が入ったけれど、再びゆっくりと動き出す。自ら後ろを解しているジョンハンの後頭部に手を添えたソクミンは、自分の方へ引き寄せた。ソクミンのものが唇の先に触れ、無意識に口を広げる。ぎゅうぎゅうと押し付けてくるソクミンにはもう、躊躇いはなかった。



閉じられない口の間からだらだらと流れる唾液を飲み込み、口の中のものを吸い上げる。首元ぎりぎりまで迫り上がってくる感覚を堪えることに集中していると、後ろに伸ばしたジョンハンの手に、ソクミンの手が重なった。押し込まれるように奥深く入った自分の指がびくんと震え、内壁を掻く。喉の奥まで入ってしまいそうなソクミンのものは息苦しく、コクコクと音を立てながら逃げ道を探したけれど、勝手に入ってくる指が予想もしていなかった場所を刺激する。



「ごほっ…ふっ、はぁ…ゆっくり、もう、ソクミナ…ちょっと!」
「ああ、ヒョンやばい、どうしよう…」



息が詰まりソクミンのお腹を軽く殴ったジョンハンは、咥えていたものを吐き出し、大きく息を吐いた。太ももに頬を擦り寄せて必死に息をする顔の上に、ソクミンのものいっぱいについていた唾液がぽたぽたと垂れる。喉の奥に入ったために勝手に出てくる涙を見たソクミンは、その涙を親指で優しく拭った。震える手には申し訳ない気持ちがたくさんこもっていて、ジョンハンはもう一度声を出して笑う。



「ああもう、チャニと一緒にお前も俺の赤ちゃんやらないと」
「ちょっと…揶揄わないでよ」



ジョンハンはソクミンに掴まって起き上がると、お尻を持ち上げ大まかに位置を合わせながらゆっくり腰を下ろした。十分に解していない内壁は、侵入してくる太く熱いものを拒む。四方から締め付けられる感覚に、ソクミンは何も考えられなかった。ジョンハンが荒くなる息を吐き出すタイミングで強くなる入り口の締め付けは、身の毛がよだつような強烈な刺激で、ソクミンのものを食べてしまうようだった。何度か途中で止めながら、ようやく最後まで入る。最も深いところまでソクミンのものを飲み込んだジョンハンは、からからに乾いた唇を舌で舐めた。



「はぁ…ああっ」
「ヒョン、こんなに締め付けて…大丈夫?」
「いいから…っや、ちょっともう、あああっ…ん、大きくしないで…」



全部入ってからもなお大きくなるソクミンのものに驚いたジョンハンが、半分くらい横になったソクミンの腰に抱きつきながらを泣き言を言った。自分ではどうにもできないんだけど、とジョンハンのものを握って亀頭の先端を強く擦るとすぐにぶるぶると震えていた腰が大きく揺れる。ようやく後ろを満たす大きなソクミンのものに慣れてきたジョンハンが、上下に体を動かした。ゆっくりと抜け、また押し入ってくる感覚にジョンハンは苦しそうに喘ぐ。キムミンギュの携帯電話に入っていた映像を思い出した。熱くなった体をどうにもできずに泣いていたジョンハンが、今自分の目の前で、現実になっている。



「はぁん…あっあっ、んんっ!」



緩やかに動く腰を両手で掴んでしっかりと固定し、速く打ち付けた。パンパンと肌が触れ合う音がするほど強い動きにバランスを失ってふらふらと揺れていたジョンハンは、結局持ち堪えられずにソクミンの上へ倒れ込む。息を整えるジョンハンを見ながらも、ソクミンは少しの暇も与えずにそのまま動きを止めなかった。内壁に擦り付けられる先端が、休む間もなく良いところを刺激する。終わりを知らないかのように大きくなる声に自らの手で口を抑えたジョンハンは、目も開けることができずにただソクミンの肩を掴んでいる。



「ちょっとヒョン」
「ふっ…うん、何?」
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