skmくん受け1

□美容系彼氏のナイトルーティン
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佐久間のお風呂上がり。
こっからは俺の勝負タイムが始まる。
美容番長の恋人なのだからもちろん佐久間にだって抜かりなく全て綺麗にしてやるのが俺の仕事(好きで勝手にやってるだけ)

「ふぅ〜〜っ、しょうたぁ、でたよぉ…」

「よし、佐久間こっちこい」

「んん、りょうかぁい…」

「ふはっ、さっくん寝そうじゃん」

「さくまさん眠さの限界さぁ…」

「じゃあ手っ取り早く終わらせるな」

ぽてぽてと効果音がつきそうな歩き方をして眠そうに目を擦るさっくん
うつらうつらと頭を揺らしながらあぐらをかいた俺の間に座らせる。

ドライヤーで髪の毛を乾かして、ヘアトリートメントとオイルでしっかりとケア。

「んぅ…あー…きもちぃ、ねれる…」

「まだ寝んな。あと顔と体もあるから」

「はぁい……」

少し傷んだプリン頭を撫でながら優しく髪の毛を乾かしてやる。
その間も佐久間は眠そうに俺の足をいじいじとちょっかいを出してくる
…別にそういうとこ可愛いとか、思ってねぇから

ゆらゆら揺れる頭
乾かし終えたら、合図につむじにキスをする

びくっと反応した佐久間に気を良くした俺はそのまま化粧水や保湿クリームにボディクリームを持ってくる。
これを着てほしいと渡したいちご柄のパジャマをご丁寧に着てくれた佐久間。
…可愛すぎる……似合うな……

ボディクリームが塗りやすいように短めのパンツにしたからそこから覗くさっくんの白い太腿があまりにも目に毒で、それでいて魅力的で唆られる。

……だめだ、今はボディケアをしてやってるだけ。落ち着くんだ俺…

「…さくま、足出して」

「んぅ…これでい?」

「ん、おけ。これ桃の香りのやつだから佐久間も好きだと思う」

「んん〜っ、いいにおいするぅ…さくまさんこれすきかもぉ…」

「ふはっ、マジで呂律回ってねぇじゃん」

未だに眠そうな佐久間は俺にされるがまま白い足を惜しげも無く差し出し佐久間のためだけに用意した桃のボディクリームをマッサージをしながら塗り込む。

「はぁ…っ、んぅ〜…しょーた、うまいね」

「……変な声出すなよ」

時折気持ちよさそうに目を細めるさっくんがあまりに色っぽくて、つい手を出しそうになる。あっぶねー…マジでコイツ無意識の色気やべぇから気を付けないと…

俺は脳からの危険信号を案じていつもならもう少し念入りするけど、一通りさっさと終えた。…だってこのまんまマッサージし続けたらマッサージだけじゃ終わんなくなりそうだし…。明日メンバーに怒られるのだけは避けたい…


「ん、おけ。さくまー、おわったよ」

「んんぅ、おわったぁ?いつもありがとぉ、しょうた」

「俺が好きでやってるだけだから気にすんな。ってか眠いのにごめん、ほら早く寝ようぜ」

「…しょうたぁ、だっこ」

「…………はっ?」


寝惚けてるのか佐久間は半目で今にも目を閉じてしまいそうな顔のままだっこ、と俺に向かって腕を伸ばしてくる

………なんっだこの可愛い生き物はっ!!
あーもう!しゃあねぇな!抱っこでもなんでもしてやるよ!!
くそっ、明日絶対こいつ記憶ねぇだろ…

こっちがどんだけ我慢してると思ってんだちくしょう…
それでも惚れた方が負けってか?
……悔しいけどその通りだよ

俺はこの自分より少しだけ小さい男に首ったけなんだ


「ほら、佐久間ベッド着いたよ」

「ありやとぉ…しょうたぁも、はやく、いっしょねよ…」

「分かった分かった。ほら電気消すぞ?明日も早いから俺が起こしたらちゃんとお前起きろよ」

「んぅ…はぁぃ…わかったぁ…おゃすみ…」

隣からすうすうと可愛い寝息が聞こえてきて、俺もようやく落ち着いてきたから隣の塊を抱き締めて瞼を閉じた。

そんな、なんて事ない日の一日









美容系彼氏のナイトルーティン
(そしてモーニングルーティンが始まる)
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